防犯協会による自治会への会費納入請求に関する公開質問
西宮防犯協会 会長様
2017年3月27日 市民オンブズ西宮 代表世話人 折口晴夫 四津谷薫
西宮防犯協会は、防犯灯管理に係る補助金の不明朗な運用の責を負う立場にあります。西宮市からは補助金の自主返納が課され、2020年3月末までの分納で合意していることが確認できますが、その費用をどのように工面されるのか明らかではありません。
過去には、退職金の支払いなどずさんな会計処理が行われ、西宮市から補助金を受けている団体としてあるまじき事態がありました。そうしたことを反省するなら、補助金の返納は協会運営に責任を負うべき方によって行われるべきものです。自治会から徴収した会費で支払うことはないと思いますが、それはあってはならないことです。
ところが今、西宮防犯協会の支部段階で、自治会を分会と位置づけ会費の納入を求めているところがあります。この行為が何を根拠に行われているのか、理解に苦しむところです。貴会の規約を西宮市から入手しましたが、どこを見てもそのような規定はありません。
規約の〈入会〉の規定では、「入会届を会長に提出」すべきものとあります。自治会会員が漏れなく防犯協会に入会届を書いているのか、そもそも防犯協会との関係(自治会は防犯協会の分会である)を知っていると考えているのでしょうか。
自治会が分会であるというなら、貴会はその根拠を示す義務があります。それぞれの自治会が会長宛てに入会届を出しているのか、その文書はあるのでしょうか。もっとも、自治会がそうするには何らかの意思決定機関にはかり、会員の承認を受ける必要があります。
いずれにしても、協会運営において不祥事が発生して西宮市に債務を負う事態になっているのに、漫然と自治会から会費を徴収し続けることなど考えられないことです。
つきましては、下記質問にご回答いただくよう申し入れます。文書において、又は面会の機会を設けるかたちで市民・自治会会員が納得できる説明を求めます。さもなければ、防犯協会支部が自治会に行っている会費納入の申し入れは直ちに撤回することを求めます。
記
1.西宮市への補助金返納の原資はどのように調達するおつもりですか。
2.規約に従って入会した会員のみに会費納入を請求していますか。
3.自治会は分会として入会届を提出しているのでしょうか。
4.自治会会員からの会費徴収の根拠をお聞かせください。
5.会費の金額を規約で定めていないのはなぜですか。
以上