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西宮市と争うふたつの裁判

西宮市と争うふたつの裁判

 

1.アスベスト裁判
 これは2013年に行われた夙川学院短大(甑岩町)の校舎と学生寮の解体時にアスベストが飛散したとし、地域住民が事業主の創建や西宮市などの責任を問う損害賠償請求訴訟です。16年7月27日神戸地裁に提訴、10月9日に第1回口頭弁論が開かれ、原告の意見陳述が行われました。
「住民に情報開示しないままに解体工事を進めた業者と、監督責任者としての行政のあり方・姿勢についての責任追及、そしてすぐに発症・発病する訳ではなく、20年・30年経ってから結果として出てくる健康被害に対する不安と、そのような目に見えない不安への対応への問題提起がなされました」(10月25日「越木岩神社ブログ」より)
 去る2月14日には第3回口頭弁論があり、創建は市の調査でアスベストはないと確認したと主張しています。しかし、これはアスベストの調査をしたがなかったということなのか、アスベスト調査をしていないということなのか、曖昧なものでした。日本語は難しい。「石綿使用結果無」が「石綿使用調査結果無」では逆の意味になります。
 ここで重要なのは話題になっている玻赱喘汗嫻き瓩僚蟶澆任后夙川学院は免責となっているのです。さらに、西宮市はアスベスト調査に義務はないと主張しています。創建にとっては実に不利な事実ばかりで、今後の成り行きが注目されます。さらに、原告側が求めていた建物の設計図が公開となりました。
次回口頭弁論は4月18日(火)、午後3時半から神戸地裁204号法廷です。
ストップ ザ アスベスト 西宮

 http://stopasbst.com/

 

2.借り上げ復興住宅追い出し裁判
 この裁判は昨年5月、西宮市が20年の借り上げ期限がきた「シティハイツ西宮北口」の入居者に対して退去強制を迫るものです。高齢となった阪神大震災被災者を被告の位置に立たせ、建物の明け渡しなどを求めた弱者いじめ裁判です。
 そもそも、引っ越して新しい生活が始められるなら、市による追い出し攻撃に耐えて住み続ける選択はしないでしょう。残っているのは、引っ越しができないそれぞれの事情があるからです。
 去る3月2日、第4回口頭弁論がありました。そもそも、20年期限というのは西宮市とURの契約であり、市と入居者との契約ではありません。西宮市は1996年の改正公営住宅法を根拠に、借り上げ期間が満了したら明け渡しを請求できる、だから出て行けと主張しています。
 しかし、この法には満了時に明け渡し義務があることを入居時に通知しなければならないことも明記されています。この通知があったのかが大きな問題であり、法改正前の入居なら借地借家法が適用されるはずです。そして、そこでは借家人の権利は強いものとなっています。
 神戸でも同種の裁判が争われていますが、災害多発のなかで多くの被災者が同じような苦難を背負わされる可能性があります。ときあたかも、東日本大震災・東電原発震災を逃れてきた避難者の住宅援助が打ち切られ、汚染地への帰還を迫られています。
 避難の権利、居住権の確立などの課題を背負ったこの裁判は負けられません。次回口頭弁論は4月19日(水)、11時半から神戸地裁尼崎支部(河田充規裁判長)で開かれます。事件名は「建物明渡等請求事件」、アスベスト裁判の翌日です。

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