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オンブズ通信 《 25号 》
監査の値打ちもない!

 昨年11月8日、4月の市議選ポスター代公費負担水増し請求に対する監査請求の結果が出ました。結論は「本件請求に係る請求人らの主張は理由がないものとして棄却します」というもの。この件に関して、監査委員が行ったことは最高裁の判例を引っ張り出して、「限度額いっぱいの負担金額となっていることをもって、不正な請求があったと判断することはできません」という根拠を示すことだけでっした。そもそも、候補者や印刷業者に問い合わせることもなく、関係職員等の事情聴取のみで事実が明らかになるはずがありません。
 これは典型的な狄汎盍萄梱瓩任△蝓監査委員の仕事は事実にふたをすることなのかと疑わざるを得ません。事務の流れや書類の点検、こうした瑣末な作業をするために監査委員は存在するのか。公費が有効に支出されているのかどうかを判断することは権限外なのか。書類不備や実務上の瑕疵を点検するだけなら監査委員は要らない。なにより、市民が求めているのは事実を明らかにすることであり、先にタクシー券を巡って西宮市情報公開・個人情報保護審査会が行った中身のある仕事です。
 選挙における公費負担、「選挙公営制度」は候補者の経済的負担を軽減するものですが、公費負担という制度的制約から、限度額は市民が納得する額にとどめるべきです。ところが、現状は現実離れした犖妥抒朖瓩設定され、これが不正を招く原因となっています。この点に関して監査委員が何らかの判断を行ない、せめて適正な額まで減額すべきとの意見を付すことくらいはできたのではないでしょうか。今回、彼らは監査委員としての仕事を何もしなかったのであり、「監査の値打ちもない!」と断ぜざるを得ません。                       (折口晴夫)
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 中核市移行に伴い、この4月から外部監査制度が導入されます。狄汎盍萄梱瓩砲呂發ΔΔ鵑兇蠅靴討い襪箸海蹐覆里如∋笋燭舛亮,隆萄裟禅瓩任呂爾匈杏監査を実現したいと思います。澱みきった市庁舎には新鮮な風が必要です。馴れ合いではない監査がどんなものか、私たちの力で示したいと思います。
  資料       市議会議員選挙・ポスター代公費負担水増し・監査結果  

「選挙ポスター水増し請求に関わる西宮市職員措置請求」の監査結果について(通知)
                     西宮市監査委員  村西進 安倍泰之

 地方自治法(昭和22年4月17日法律第67号、以下「法」という。)第242条第1項の規定により平成19年(2007年)9月14日付で提出されました上記住民監査請求について、同条第4項の規定に基づき監査した結果を次のとおり通知します。

1.請求の受理        略(2007年10月5日)
2.請求の要旨        略
3.請求人          略(市民・6名)
4.監査の対象事項      略
5.監査に実施        略
6.監査の期間        平成19年9月115日から同年11月8日まで。
7.請求人の陳述       略(2007年10月16日午前)
8.関係職員の事情聴取    略(2007年10月16日午後)
9.事実関係の確認      略

10.監査委員の判断
 法第242条第8項の規定により、本件職員措置請求について監査委員会議において協議をした結果、次のとおり結論を得ました。
 平成19年4月22日に行われた西宮市議会議員選挙の公営にかかる公費の支出のうち本件請求に係る支出について、違法な支出に該当する事実は認められません。
 従って、本件請求に係る請求人らの主張は理由がないものとして棄却します。
 以下、その理由を述べます。

(1) 請求人らは、ポスター代の公費負担金額のばらつきが大きく、また、限度額いっぱいの負担金額となっていることが多くなっていることは、不正な請求が行われていると断言せざるを得ないとし、請求を精査することなく漫然と支払うことは違法な公費支出であるとしていますが、金額のばらつきは候補者が発注し作成したポスターの材質、デザイン、印刷など、その仕様の違いから生じるものと考えられ、ポスター作成にかかる金額のばらつきが大きいことをもって、不正な請求があったと断定することはできず、違法な公費支出であると認められません。また、裁判例においても、「一般的にポスターの作成代金は、その材質、印刷費、デザイン料、撮影費、印刷枚数等によって異なることが考えられるところ、選挙に際してどのようなポスターを作成するか、ポスター作成にどの程度の費用をかけるかは本来候補者が自由に決定すべきものであり、地方公共団体としては、できるだけかかる自由を尊重すべきものと考えられること、ただ地方公共団体としては、一定の負担限度額を定めておけば公費負担の趣旨を損なうおそれは小さいと考えられること、かかる公費負担の事務手続は、短期間内に大量かつ集中的に処理される必要があること、などを考慮したものと解され、これによれば、前記各法令は、(中略)候補者から提出された必要書類を審査し、その内容に特段の疑念を抱かしめる記載がない以上、特にその真偽や相当性について調査することなく、定められた限度額内でポスター代金を支払うことを許容しているものと解するのが相当である。」〔平成14年1月23日名古屋高裁判決(平成14年7月19日最高裁棄却により確定)〕と判示されているところであり、限度額いっぱいの負担金額となっていることをもって、不正な請求があったと断定することはできません。

(2) ポスター条例第3条は有償契約の締結の届出を、ポスター条例第4条は市がポスター作成業者に支払う金額の限度額を定めたもので、本件請求にかかるポスター作成費用の公費負担については、ポスター条例、選挙公営規程及び西宮市会計規則の規定に沿って支出されたものです。ポスター条例、選挙公営規程に定められたポスター作成単価の限度額、ポスターの作成枚数及び公費負担の限度額を超えて公費負担したものでなく、市に損害をもたらせたものとは認められません。
 請求人らは、ポスター代の支払いを実費に限定されたものであると主張していますが、実費の判断を含め、審査は提出された必要書類の範囲内でなされており、公職選挙法、ポスター条例及び選挙公営規程においても、実質的調査をすべきとの明文の規定は存在しません。また、単価600円を超える部分が水増しであると主張していますが、その客観的な根拠が示されていません。不正な請求であると断定できない以上、当該請求は違法な請求であるということはできず、よって当該公費支出は違法なものであるとの主張は認められません。

(3) 住民監査請求の対象とされる行為については、違法不当な財務会計行為若しくは怠る事実に限られ、当該行為が違法又は不当であることについて、主観的な憶測や推測によるのではなく、具体的かつ客観的な根拠を示す必要があるとされていますが、請求人らの主張は、具体的かつ客観的な根拠に基づくものではありません。また、条例改正等の要求については、単なる立法論であり、一般的な行政事務の執行、政策判断等の非財務会計行為に当たることから、住民監査請求の対象となり得ません。

 以上のことから、請求人らの主張には理由がないものと判断し、水増し分の費用とされる1,523,892円について返還を求める必要はないものと考えます。



選挙費用公費負担・ガソリン代疑惑について
 上向井賢二・中村武人両議員に対して、選挙運動用自動車燃料代(ガソリン代)公費請求について昨年11月18日、市民オンブズ西宮として質問状を送付しました。上向井議員は最高額(6回の給油で373.4リットル)を請求しており、燃費がリッター5キロとしても1日に約300キロ走行となります。はたして、これだけ毎日走れるのか疑問です。
 一方、中村議員は選挙前(4月13・14日給油分)の、つまり犹前運動瓩離ソリン代まで請求しています。もちろん、これは牋稻´畧禅瓩任后しかも、この請求に対して、選管は請求通り公費支出をしていたのです。議員も選管も、公費支出を何だと考えているのでしょうか。                  (折口晴夫)

    選挙運動用自動車燃料代公費請求に関する質問

西宮市議会議員 上向井賢二様
 4月の西宮市議会議員選挙に関わる公費負担について、ポスター代とガソリン代が過大に請求されているのではないかという疑惑を、私たちはぬぐうことが出来ないでいます。いずれも、公費の負担限度内とはいえ、公費支出に関わることでもあり、市民として看過し得ないところです。
つきましては、以下の疑問にぜひお答えいただきたいと思います。
1.選挙期間中の6回の総給油料が373.4リットルとなっていますが、これは毎 回ほぼ満タン入れたことになります。つまり、毎日全量消費したことになります。
2.総給油量を7日で割ると、毎日約53リットル消費したことになります。燃費を リッター5キロだとすると、毎日265キロ走ったことになります。さらに、毎日 約60リッター給油していることを考慮すると、走行距離は1日300キロに伸び ます。
3.ここにおいて、解けない疑問に突き当たります。それは、選挙運動において、毎 日300キロの走行が可能なのかということです。時速20キロで宣伝を行ったと して、15時間の走行が必要です。ところが、選挙時間は8時から20時までの1 2時間しかありません。いずれにしても、これだけのガソリンを消費することは出 来ないのではないでしょうか。ぜひ、この疑問にお答えください。
 以上について、年明けの1月初旬に発行予定の当会の会報においてお答えいただいた内容も含め公表しますので、回答をお寄せください。

西宮市議会議員 中村武人様
 4月の西宮市議会議員選挙に関わる公費負担について、ポスター代とガソリン代が過大に請求されているのではないかという疑惑を、私たちはぬぐうことが出来ないでいます。いずれも、公費の負担限度内とはいえ、公費支出に関わることでもあり、市民として看過し得ないところです。
つきましては、以下の疑問にぜひお答えいただきたいと思います。
1.契約書の供給期間が訂正されているのに、内訳には4月13日・14日の給油の 記載があります。これは犹前運動瓩濃藩僂靴織ソリン代を請求するものであり、 不当請求に当たります。その費用は当然返還されなければなりませんが、こうした 記載を行った理由をお聞かせください。
2.使用証明書の供給量記載が訂正されていますが、当初の給油量はいずれも切りの いい数字となっており、明らかに不自然な記載になっています。そもそも80リッ トルもの給油が可能なのでしょうか。ぜひ、この疑問にお答えください。
3.選挙期間中の総給油量が281.79リットルとなっているので、1日約40リ ットル消費したことになります。これは、燃費がリッター5キロだとすると、毎日 200キロ走ったことになります。選挙運動において、こうした走行が可能なもの か、お答えください。
 以上について、年明けの1月初旬に発行予定の当会の会報においてお答えいただいた内容も含め公表しますので、回答をお寄せください。

 中村武人議員からの回答(2007年12月31日) 
1.4月13日・14日のガソリン代契約について
 ○選挙運動用自動車については、事前に、看板店による積載、電気店によるスピー  カー等の設置、そして、警察による狎限外積載瓩竜可の必要がある。
○告示日出発のため、前日に車両の点検、燃料を満タンにして、準備しておくため。 ○燃料契約書も、7日間の選挙運動にもかかわらず、9日分の記載欄がある。
○事前審査のため、選管の審査を受けるも、何の指摘も受けなかったもの。
2.80リットルの給油について
 ○4月20日(金)の分と思われますが、当日は、終盤戦につき、昼から北部地域  を重点的に運動するため、1日2回の給油が必要と思われるため。
3.総給油量 281.79リットルについて
 ○この度の選挙、私にとりまして,大変きびしい戦いとなると予想出来たので、ス  タッフと相談の上
  選挙運動自動車は出来る限り運行する。
  広報活動は午前8時から午後8時までとなるが、自動車は午前6時ごろから午後  10時ごろまで運行する。
  候補者自身も、停車しての街頭演説は極力へらし、乗車しての活動を重点にする。 と決めたため、契約燃料量を370リットルとしました。
 選挙後、ガソリンスタンドに給油量・金額を確認したところ、契約料、契約金額の範囲内との回答を得たので、給油日付を変更せず、選管に請求を依頼したものである。
                                   以上
なお、上向井議員からは、1月6日現在、回答がありません。



開かれた市議会の実現をめざそう!

 この間、私たちは「なくそう! 議員特権」の取り組みを進めてきました。その成果は徐々にではあれ現れてきていますが、まだまだ多くの犁聴特権瓩残っています。今後、それらの課題を着実に進めると同時に、閉ざされた西宮市議会の公開性を高めるための取り組みにも着手しなければなりません。
 その第一歩として、12月市議会に「開かれた議会を求める請願」を提出しましたが、あっさりと不採択となりました。自分たちの議会が牾かれていない瓩箸六廚辰討い覆さ聴さん、市民の傍聴は審議の妨げになると思っている議員さん、自分たちで改革を検討しているので市民にあれこれ言われたくないと思っている議員さん、そういう議員さんたちにとってはこの請願は気に入らなかったようです。
 むしろそういう現状、議員さんたちの転倒した意識(市民ではなく自分たちこそが主役なのだという)が明らかだからこそ、私たちは開かれた議会の実現に着手しなければならないのです。実際、この請願審議の資料として議会事務局が作成した「議会に関する調査票」(8ページ参照)を見れば、近隣市に比べて西宮市の公開度の低さは明らかです。
 多くの項目において、近隣市に劣っています。期せずして、獲得すべき課題が明らかになりました。今回、請願は不採択となりましたが、請願で示した改革の方向性は間違いなかったし、議員諸氏もこれを無視することはできないでしょう。(折口晴夫)

   資料・開かれた議会を求める請願・2007年12月12日 

                        紹介議員  よつや 薫
     上田 さちこ
                              たかはし 倫恵
   請願要旨
 市政や議会活動への市民の関心の低さに憂慮しています。選挙の投票率や議会の傍聴者数のみにこだわるわけではありませんが、あまりに低調な現状を改善するためにも、「開かれた議会」の実現を求めるものです。さいわい、先ごろ実施された総務常任委員会の視察において、先進的な取り組みに触れてきたことでもあり、ぜひその成果を西宮市議会において生かしていただきたいと思います。
 大多数の市民にとって、市議会が何をしているのか分からないというのが実態であり、それは公開度の低さも一因となっているのではないでしょうか。議会だよりを読んでも質問議員の名前さえないし、議会傍聴といっても平日の昼間しかやっていない。委員会傍聴はいまだに許可制で、議事録も情報公開請求しないと見ることが出来ない。このような西宮市議会の現状は、閉ざされた議会ではないでしょうか。
すべてを一挙にとは行かないだろうし、経費も問題となるでしょう。しかし、開かれた議会を実現し、市民が関心を寄せ傍聴に行こうと思うようになれば、どんなにすばらしいでしょう。問題は、そうした方向に向かって進もうとするのかどうかということです。実現可能な部分から、1日もはやく取りかかるよう求めます。
請願項目
1.委員会傍聴の許可制を廃止し、自由にする。議事録も自由閲覧を可能にする。
2.議会をインターネットで公開する(中継と録画によっていつでも見られるようにする)。
3.採決については、各議員の賛否が明らかになるように記録を公開する。
4.議会だよりの「一般質問者」名を明記する。
5.会派代表者会議を公開とする。
6.請願・陳情提出者の意見表明の機会を設ける。
以上6項目について、実現可能なものから取り上げてください。また、土・日や平日の夜の議会開催についても、今後の検討課題としてください。
                     西宮市議会議長  岩下 彰 様

───────────────────────  12月市議会を傍聴して── 
議会がカメラを嫌う理由
 12月18日に西宮市議会を傍聴しました。他のオンブズの皆さんと12月議会に提出していた「開かれた議会を求める請願」が、14日の総務常任委員会では賛成少数により不採択となり、よつや議員が本会議で改めて賛成討論をするというので行きました。他の請願や議案についても、何人かの議員が反対討論、賛成討論、そして質疑をしましたが、理事者側から見て左の席の議員ばかりでした。
 その反対側の席の議員の大半は、議会中、/臾押´∋談・談笑 やじを飛ばすぅ瓮發魏鵑后△里い困譴をしていて、上(傍聴席)から見ていて見苦しいものでした。「やじ」は、討論や質疑の内容に絡むものであれば、意義もあるのでしょうが、「面倒だから早く止めろ」「もう、ストーリーはできているんだから無駄なことはするな」という気持ちの現れたまことに質の低いものでしたから、見苦しい限りです。これでは、テレビカメラを議場に入れたがらないはずですね。とくにひどかったのがI議員。上体を左にほぼ直角に倒して、爆睡。起きたとおもったら今度はメモを何人かの議員に回しだしました。「寝ていたんじゃない、考えていたんだ。」と得意の言い訳が出そうですが、起きていたとしても、「不体裁」。傍聴者に「不体裁のないように」と傍聴規則第13条で求めているのですから、議長の注意があってもいいと思います。傍聴規則では「談論し、放歌し、高笑しその他騒ぎたてないこと。」ともあるのですから。もっとも、議長が注意をしたら「タクシーチケットに乗降地を記入していない議員が偉そうに言うな。」と亀聴に反撃されそうですね。そうそう、この二人は「タクシーチケット疑惑」のお仲間でした。ともあれ、これでは議員任せにはできませんよ。
                               西 脇  裕



 第293回 兵庫県議会を傍聴して 
                            岡本真砂

 師走に入ったばかりの12月4日、午後からの兵庫県議会の傍聴に出かけた。
当日の質問者の一人である丸尾牧議員は、昨春尼崎市議を4期半ばで兵庫県議に当選され、新人議員として本会議で初めての一般質問の日であった。
 丸尾氏は「市民オンブズマン兵庫」「オンブズ尼崎」の発足当初からの世話人であるが、尼崎市議としても在任中の熱心なオンブズマン活動によって、尼崎市政の改革度は兵庫県下でも突出していた。また、以前から「市民オンブズマン兵庫」や「オンブズ尼崎」「オンブズ西宮」が丸尾氏の主導の下に関わってきた、阪神水道企業団や兵庫県議の費用弁償問題、兵庫県議の政務調査費の不正使用の追及の結果、何れも減額や一部返還、領収書添付の義務づけなどの成果を得たことは、新聞でも報道された通りである。従って、丸尾氏の県議への転進は自然の流れであり、県民やオンブズマンの期待に応える相応しい選択をされたと言えよう。
 4日の丸尾氏の質問は、オンブズマンらしく全国的な視野と資料をもとに、県の逼迫した赤字財政の是正について、質問や提言などを真摯に訴えられた。行政側の答弁を聞くほどに、丸尾氏が示された具体的、且つ詳細な数字のすべてにわたって、当局や議員がどれほど理解されたかと心許ないが、それにしても、県議は4年間の任期中に貴重な一般質問の機会が1〜2回しか与えられないということは、県民として残念であり、納得しがたい思いである。
 顧みて、震災後に県民の有志が集まり、市民オンブズマン兵庫を立ち上げ、県財政を監視する活動を始めてから12年の月日が過ぎた。その間の主な活動としては
・食糧費の返還を求めて、全国でも最大規模の県民8000人を越える監査請求から住民訴訟の勝訴。
・県の土木部全部署の日額旅費不正を追及し、2億5千万円の返還。
・知事・副知事の交際費の全面公開や、県の8常任委員会の一般傍聴成る。
・情報公開文書のコピー代の30円から10円までの引き下げ。県警の情報公開実現。
・県議の費用弁償の減額。政務調査費の一部返還・領収書添付の義務付け。
などである。数々の住民訴訟はすべて勝訴か和解し、市民オンブズマン兵庫の活動としては、それなりの成果を得たが、外部から県政のすべてをチェックすることの限界や、内部告発を待つことのもどかしさを痛感させられた。
 このたび、漸く市民オンブズマンの県議が誕生したことで、これからの県議会に新しい風が吹くことを期待すると共に、高齢化してきた市民オンブズマン兵庫の活動がより活性化することを願っている。
当日は平日で寒さのせいか、オンブズマン仲間の傍聴が少なかったことは残念であったが、市民派の議員の活躍を期待するためには、市民の温かい支援が何より必要なことを私たちは認識すべきである。



                 パブリックコメント(兵庫県) 

  「武庫川水系河川整備基本方針(案)」について
                      2007年11月25日・折口晴夫

1.私はダム建設そのものに、一貫して反対してきました。それは『脱ダム』が時代の趨勢であり、洪水対策の主軸が流域対策に移っていると判断するからです。この点、日本の河川管理が相も変わらず犂靄楾眇絖瓩北椶鮹イ錣譴討い襪気泙蓮⇒慮すべき事態です。そんな数字は仮定に仮定を重ねたものであり、どんなに科学的な分析を加えても、完全なものにはならないでしょう。いきおい、過大な予測を積み重ねて、これに対処できるダムを建設すれば安心だという幻想を振りまくだけです。
 しかし、そんな安心など現実によって否定されるだけです。最近見られるような異常気象による短時間・局地的な集中豪雨が降れば、これで安心という決定的なものはないと言うほかありません。発想の転換は既に多くの場で指摘されているように、洪水を河道内に押さえ込むことはもはや不可能であること、川は氾濫するものであると捉えることです。
 そこから新たな洪水対策、すなわち、総合治水という視点を確立することです。そこでは、ダム以外のすべての可能性を尽くすことが問われ、それでも駄目なら、もちろんダムでも駄目だというのは自明のことです。もちろん、巨費を投じ巨大ダムを建設すれば何とかなるでしょうが、財政破綻と恐るべき自然破壊を招くでしょう。

2.それでは、ダム以外の洪水対策とは何であるか、その答えはすでに「武庫川流域委員会」が出しています。この点、兵庫県(県土木)がその答申を尊重しないで、ダムにこだわっているのは理解に苦しむところです。
 私が思うに、紆余曲折の後のリバーサイド住宅の全戸移転がひとつの教訓をもたらしています。もともと、リバーサイド住宅は開発すべきでなかったところ、人が住むことができない場所だったのです。何度かの洪水被害の後の全戸移転になったのは、当然というべきか、それ以外の解決はなかったのです。問題はそんなところを開発した住宅会社、開発を認めた兵庫県にすべての責任があります。ところが、兵庫県はこの誤りを認めたようには思えません。無責任行政です。
 本来、洪水調節に生かすべき立地を、住宅開発してわざわざそれを狭めてしまう、これは洪水を呼び込むおろかな行為です。ここからの教訓は、洪水の起こりそうなところには住宅を建てない、積極的に緩衝地として生かすということです。西宮市内のおいても、天井川の堤防の際まで住宅が建て込んでいるが、これは洪水は河道内に閉じ込められるという犖諺朖瓩硫爾鵬椎修箸覆辰討い襪發里任后そんなところ(危険地帯)に家を建て、住んではいけなかったのです。
 しかし、リバーサイドのように移転というのは、現実的には不可能に近いでしょう。次善の策としては、洪水が堤防を越えて流れ出すのは仕方がないとして、(とりわけ甲武橋以南について)堤防決壊による破滅的被害を防ぐために、堤防を強化することが不可欠です。流量を軽減することも重要であり、流域委員会の答申に多くの対策が示されています。

3.以上のように、問題の核心は、堤防直下に住むことは洪水の被害を受けるリスクを負わなければならない、ありていに言えば住んではいけないということを確認することです。多くの市民はダムさえできればそうした危険もなくなるという爛瀬狄析鱈瓩砲箸蕕錣譴討い泙后もっともこれは、県土木にもある傾向ではないかと私は危惧するものですが。この際、そうした幻想は一掃し、総合治水の本道に進みましょう。
 さて、私がダム建設に反対しているのはこれまで述べてきた理由によるもののほかに、それが川の命を絶ち、自然の生態系に取り返しのつかない影響を与えるからです。川の流れは自然の水循環の一部であり、これを阻むことによって堆砂やヘドロの報いを受け、多くの生物の生息環境を破壊してしまいました。さらに河口部の衰退や海の魚にまで悪影響を与えてきました。
 最近流行しているらしい犒蠅△ダム瓩任△辰討癲⊆然環境への悪影響をなくすことはできません。この点ついては、『世界』7月号の特集(川が市民から奪われる)に、今本博健氏が「『穴あきダム』徹底批判」を論じています。
 ついでに言えば、ダム利権の横行なども、ダムの時代の副産物として見逃せないものです。いまや多くのダム建設計画において、利水からの撤退が起きています。そして治水については、すでに述べたようにダムの有効性が否定されつつあります。にもかかわらず、全国多くの巨大ダム建設が止まらないのは、政・財・官のダム利権が絡んでいるからだと指摘されています。武庫川ダムについてはそうした利権とは無縁、と言い切れるでしょうか。この点からも、私は武庫川においてはダム抜きの総合治水を進めるべきだと思います。
     (パブリックコメント受付期間:2007年11月16日〜12月6日)



タクシー券不正使用疑惑への対処に関する要請
                  2007年11月20日 市民オンブズ西宮
西宮市長 山田知様
 10月10日、黒塗りとなっていたタクシー券の議員名がようやく公開されました。これをうけて、不正使用の疑惑の対象となっていた議員の弁明が新聞紙上で公表されましたが、疑惑が晴れたとは言いがたいようです。
 現在、西宮市は第3次行財政改善実施計画の推進中ということで、福祉の削減など市民に血の出る痛みをもたらしています。その一方で、タクシー券の取扱いのように放漫かつ杜撰な公費支出がまかり通っています。こうした犇きを助け弱きを挫く畛埓を、市民は容認し難いものとしてみています。
 今回のタクシー券の新聞報道では、会派や議員名を明記して報じられており、この先どうなるのか、市民は注目しています。この際、公務が証明されないタクシー券の使用について、市長が議員に対して返還命令を出すことを求めます。「補助金等の取扱いに関する規則」において、目的外使用については市長が返還を求めることを義務付けており、こうした措置は可能なものであり、また、必要なものでもあると判断します。
 公費支出を厳密に行うこと、過ぎたことと不問に付さないこと、こうした作業を行うことなくして、市民の信頼を回復することは出来ません。議員自ら返還することが制度上出来ないなら、なおさら市長がリーダーシップを取ることが問われています。私たちが「返還命令」を求める所以です。

 市長からの回答(11月30日) 
 「タクシー券不正使用疑惑への対処に関する要請」について(回答)
 市議会議員の議員活動を支援するため、平成18年度まで支弁していました交通チケットのうちタクシーチケットは、議員個人に支弁していたものではなく、タクシー業者や組合からの請求に基づき、使用料及び賃貸料として支払いをしたものであり、補助金等の取扱いに関する規則の適用を受けるものではありません。しかし、交通チケットが市税その他の貴重な財源で賄われていることに変わりはなく、交通チケットが支弁の目的に従って公正かつ効率的に使用すべきは言うまでもありません。
 タクシーチケット使用料金の支出根拠である議員活動支援にかかる交通チケット取扱い要領には、公用で使用することと明文化されておりましたので、市長としては当然すべてのタクシーチケットが取り扱い要領に従った使い方をされたと認識しております。
 このタクシーチケットの使用をめぐって新聞紙上で報道されたところですが、監査委員の審査を経て決算の認定をいただいたものに対し、市長が調査等を行うことは考慮しておりません。市民から直接選挙で選ばれ、市長とともに二元代表制の一翼を担っておられる市議会議員の独立性を保証するためにも、市長の干渉は極力避けなければならないものであります。
 しかしながら、錯誤等により私用に使われたという申告が議員からあった場合には、しかるべく返還手続を講じるよう担当職員に命ずることは可能であると考えられます。
┌────────────────────────────────────┐
│ 干渉(口出し)はできないが間違いを訂正するというのなら受け付ける、とい│
│うのが市長の回答のようだが、まるで沖縄での皇軍による狃乎勅決瓩龍制の│
│削除をめぐる政府の態度と同じだ。自らそういう事態を意図して作り出しておき│
│ながら、自分では訂正できない(してはいけない)と逃げ、議員が(教科書会社│
│が)自主的に訂正するのならかまわないというわけだ。 │
│ とは言え、公費返還の道は開けたわけである。あとは、議員諸氏が自主的に返│
│還する気になればいいわけである。ならば、そういう形での返還を実現するため│
│に、議員への働きかけを考えるだけである。             (晴)│
└────────────────────────────────────┘
──────────────────────────────────────
                                会員の声
不信・不安が強まった!!
 2007年も暗いニュースが多い1年であったと思います。厚労省の薬害C型肝炎、年金(社会保険庁含む)問題、防衛省の守屋がからんだ金の問題、政治家のカネの問題、食品メーカーの日付等のゴマカシ、その他数多くおかしな事がありますが、それぞれに共通しているのは国、政治家、官僚(公務員)、メーカーにおけるトップの人達の無責任な考え方があるからです。事が公になっても知らない、記憶にないと無責任さまるだし、そして反省なし。その例は安倍前総理も福田総理も共通していると言ったらおかしいだろうか・・・?
 また一方で昨年は選挙があり、参院選は野党が勝利したことはよかったと思っています。法案が通らず「ねじれ国会」で困ったとマスコミは言ってますが、私は今までのようにほとんどの法案がそのまま可決されるより今の状況がむしろ良いと思っています。
 一方、西宮市議会、行政を考えた時、オンブズとしてそれぞれ問題提起してもそれは全部否定される現状を考えた時、私達の考え方、行動がおかしいのか? と思うこともあります。
 議員も10名新しくなった事もあり、議会の雰囲気も少しは変わるかと思いましたが、一部の議員が改革しようといくら頑張っても、数の前にはどうしようもないと、むなしい気持ちが強くなっています。市長他行政職員、議員達の意識改革が重要だと思うのですが・・・
 例えばタクシーチケットの問題にしても、長年、年間800万円以上の税金がほとんどまともに使用されていなかったと思うのですが、これ以上はっきりさせる事はムリだと予想され、残念の一言です。市長や議員と行政職員にお願いしたいのは、自分達にきびしく、市民にやさしい行政をもっとやってほしい。特に市長と議員の皆さんに希望するのは、当選したら急に「エライ」人に変わるのではなく、りっぱな人になってほしいのです。
 議員になることは手段、方法であって、本当の目的は議員になって何をするのかではないでしょうか? 国、地方を問わず、議員になるのが目的(職業)の人たちが多すぎると思うのは私の考えすぎなのだろうか・・・
2008年はどんな1年になるのやら、今年1年皆様頑張りましょう。 −小野市男


表示にトリックあり−怖いのは消費期限の偽装よりも食品添加物
 昨年は、食品の偽装表示が次々と明るみに出て、会社そのものが倒産に追い込まれる事態になりました。内部告発によるものですが、倒産をも覚悟で行う告発に、それほどまでに労働現場は不満が蓄積されていたのか、と推測されます。コンプライアンス(法令遵守)を唱える前に、もっと大切なのは真に安全な食品を製造するという、企業の社会的な責任にあるのではないかと思います。
 近頃、「合成保存料・合成着色料無添加」をうたった加工食品が多くなっています。しかし、意識的に安全な食品を購入している人なら、こんな安価で作れるはずがないと判断するでしょう。でも、この表示を信じて購入する人がほとんど、と言っていいのではないでしょうか。ここには、添加していない食品添加物だけを強調して表示するという巧妙な手法が行われています。
 例えば、「合成着色料は使っていません」と大きく表示した魚肉ソーセージには、原材料表示がなされ添加物の名前がぎっしり書き込まれています。「炭酸カルシウム」「香辛料抽出物」「結着材料」「コチニール色素」「香料」「調味料(アミノ酸)」など。このうちコチニール色素というのは、「エンジムシ」という昆虫を材料にした色素。確かに「天然着色料」であり、「合成」でないことは事実。しかし、だまされてはいけません。
 「結着材料」一つをとっても、普通は植物性のもの、動物性のもの、合成のものと、4〜5種類の組み合わせで使用されますが、同じ目的のものなら「一括表示」が許されているというから、驚きです。消費者への情報提供よりも、製造元が売りやすいように便宜を図るのが政府の姿勢というわけです。そのうえ、加工食品の原材料にすでに食品添加物が入っている場合は、これも原材料表示に入れなくてよいと、されています。
 例えば、かまぼこの場合、多くのメーカーは、すり身業者から タラなどのすり身を仕入れ製造する。すり身の中にはリン酸塩などの添加物が使用されるが、これを使ったかまぼこの原材料表示は「タラすり身」で、「リン塩酸」の表示の義務づけはありません。ここにもトリックがあります。
 消費期限、賞味期限、原材料などの偽装表示に振り回されているうちに、製造年月日ばかり気遣い、買い物に走る、そんな傾向が気になります。それよりも、発ガン性を含んだ食品添加物を堂々と使用しながら表示義務を免れるという、そんな偽装の存在をもっと消費者が知ることが必要だと思います。出来ることなら、信頼関係を結んだ生産者と売買できる共同購入に参加することが最善ですが・・・。賢い消費者が増えれば、偽装食品は売れなくなる、単純に考えればそういうことなのです。
参考資料 医療ジャーナリスト・林義人「びっくり食べ物物語」(12月29日「神戸新聞」)
                                 −折口恵子
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2007年から2008年へ・市民オンブズ西宮と西宮市展望

市民オンブズ西宮結成から本年は8年目を迎えます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年2007年の市民オンブズ西宮もいくつかの取り組みを行ってまいりましたが、その一つ、2006年度(2007年3月末)まで議員に支出されていたタクシー券について、当初の情報公開では、その議員名が完全に黒塗りにされていたものを異議申立によって議員名の公開を得たことはひとつの成果だと考えております。
一昨年の政務調査費支出の領収書等の非公開に対する異議申立について「領収書は公文書である」という答申を得たことに続いて、情報公開活動が形となって現れたもので手前ミソではありますが今後とも議会にかぎらずこのような活動を続けられればと思います。
前後しますが、後者の「領収書は公文書である」という結果を得たことは、昨年の9月、山形で行われた第14回全国市民オンブズマン山形大会においても当会の折口晴夫代表世話人によって報告され、全国的にも評価をえました。その後も政務調査費の領収書に関連して全国からメールなどによる問合せが来ており、全国のオンブズからも「市民オンブズ西宮」の活動の一端が注目されているといっていいでしょう。
議会関連では、公営選挙(選挙費用の一定額について公費でまかなう制度)に関連してポスター代と選挙カーのガソリン代についてもそれぞれの取り組みをしましたが、違法性をうかがわせる状況でありながら、より踏み込んだ実態把握に至っていないのは、今後の課題だと思います。一方で、議員一人ひとりの選挙運動における公費の使い方の自覚をまたなければならないということは同じ議員として残念なものがあり、自戒もこめて今後ともこの問題は条令等の見直しを含めて取り組まなければならないと考えています。
また、秋には市長選挙も行われます。市民のためによりよい首長の誕生を期待したいものです。今年も市民のみなさんとともに、さまざまな活動にとりくめればと考えております。                          (四津谷 薫)

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